2017年10月27日

田舎の選挙。思った以上にスマートじゃなかった。モリカケが争点であると野党は言い続けた。それは確かなんだろうが、実は投票に頼らざるをえない年寄りのような生活者にとって、本当に必要なのはその地域に根ざした課題をどのように政策提言として国政に持っていけるか。モリカケや憲法改正は実に都会派の争点だと思う。ゆえにSNSは地方の、感度が高いと思い込んでいるバカを都会にリンクさせてしまった。これは実に有害。バカだからワンイシューになるのである。

民主主義にすがる人は違う。地域の有力者との関係で「本当のこと」とか「真実」なんてわからないまま、生活が楽になることを信じている。どれだけ候補者が、地方に金を引っ張ってこられるのか。都会のなんとなくリベラルなお利口さんが口にする「お友達内閣」には地方の生活が詰まっている。

自民党が大勝した。それだけパイプがあって情報が上がってくるのだから当たり前である。

このどうしようもない政治状況が本当にムカつくのなら投票の放棄ではなくて、住民票を地方に移して、そこで対立候補を勝たせろ。地方から都会を囲め。

2017年9月19日

用があるとき以外の外出習慣がなくなった。大学時代は引っ張り出してくれる友人がいたから、時間さえあれば車でどこかに出かけていた。その習慣のおかげか、東京で働いてたときも休みの日にどこかへ出かけることは多かった。読んでいない本を置いて神保町に出かけた。水タバコを吸って、ラーメンを食べて、意味もなく徒歩で家に帰った。

愛媛に来た途端あれほど嫌だった休日出勤がさほど苦痛でなくなった。とにかく一人でいるとやることがない。本を読んでも途中で飽きる。去年の秋ごろに受けたうつの診断かと思うが、あのときほど余裕がないわけではない。むしろ職場に行けるようになったのだから、比較的マシにはなったんだろう。

食に興味がなくなった。あれほど食べていたラーメンは誰かに誘われれば行くだけ。1ヶ月前くらいまで自炊していたがすでに飽きてコンビニのおでんとサラダと豆腐と納豆が晩飯のパターンになった。

コロコロ変えていたタバコの銘柄は新発売したラッキーストライクに統一。無ければパーラメント。大して美味くもないタバコを吸い続けるのはニコチン中毒だからか。

楽器は実家に置いてきた。時間は東京よりもある。そもそも音楽を聴かなくなった。

結局のところ誰かと話すから持っている情報が生きるという価値観で生活してきたので、誰かがいなくなった途端情報がとてもつまらなくなってしまう。承認欲求についてネットで書き散らしてるバカを見下してるのは今でも改めないけど、同じレベルじゃんと言われれば認めるしかない文化水準だったのだろう。

斉藤環でも読むか!

2017年9月4日

ルサンチマンが金になる仕事に就きたかった。

オタクがオタクのまま金を稼いでいると嫉妬で気が狂いそうになるし、ネットメディアで小銭を稼いでるやつもイラつく。おれを評価しろではなく、なんでお前ら不幸せなツラして幸せに生きてるんだそれに気づけよ、と感情がぐちゃぐちゃになる。

美大生が自意識で女を食ってるのを見ると吐き気がする。金さえあれば、金さえあれば…。

東京から左遷されたおれは会社の人間を殺したい。健気に媚び売って頑張ってた1年前のおれはなんだ。若さを武器にする女、大学での学びを武器にする男、育ちが良くてまっすぐに育ったけど、まっすぐじゃなかった会社に病んで辞めていった男。公務員、東京住み、自己PRだけで生きてきたメンヘラ。

毎日コンビニのおでんとカットサラダ、サラダチキン、納豆と豆腐。生きてます。農家さんありがとう。

2017年8月20日

久々になにもない休日を過ごしていると、なにもやる気は出ないのに体がソワソワしてたまらなくなる。本を読んでも10分ほどで投げ出してしまうし、甲子園を見ていてバッティングセンターに行きたくなっても、うだる暑さにドアを押す腕が重くなる。タバコを吸うと頭が痛くなる気がするので控えているし、寝ようと思っても疲れていない身体が入眠を拒む。

そうこうしているうちに17時になった。早く晩飯どきになってくれとゴロゴロしているが、腹も減らない。

文章をこうやって書くのも暇つぶしくらいのものだったのに、なぜか仕事にしてしまい苦しんでいる。

無為な毎日を過ごしているとふと、こうやって生活を達観して眺めたくなってくることもある。

2017年7月14日

スマートフォンのフォルダを眺めていると犬の写真がたくさんあった。東京で暮らしている時に死んでしまったので、2年経っても、まだどこかで受け止めきれてない。そのクリーム色のミニチュアダックスフントの写真を見ていて思い出したことがあった。これまたすでに15年ほど前に死んだ父方の祖父の話だ。

祖父はガンで入院していた。大腸ガンだったように記憶している。犬は祖父が入院する1、2年ほど前に家にやってきた。ただ、祖父と犬が会ったのは一度だけで、可愛い盛りだった犬をなんとかして祖父に見せたいと思った俺は手紙を書いた。ケータイもなく、カメラも持っていない頃だ。手紙に犬の絵を描いた。

幼心、祖父には元気になってもらいたい、自由に歩いてもらいたいという思いだったと思う。犬の背中に羽を描いた。

手紙を書き終えて、届けてもらうために母親に渡したところ、いま思ってもアホらしいのだが、「羽が不吉だ」という。ただ、クレヨンかペンか、とにかく消しゴムが使えない用具で絵を描いたので母親と、一緒にいた父方の祖母は羽を黒塗りにした。

検閲の入った絵は羽よりも不吉で「お先真っ暗」な仕上がりだった。祖父だけではない。犬も背景の黒い円形に吸い込まれていってしまいそうで、恐ろしかった。それでも、俺は絵を描き直すわけでもなく、駄々をこねるでもなく、そのまま祖父のもとに渡るのを黙って見ていた。なにが不安なのかもよく分からなかったし、

それから、しばらくして祖父のいる病室をたずねると枕元に俺の描いた手紙が飾ってあった。やはり不吉に感じたし、祖父の「ありがとう」という礼に罪悪感を覚えた。

祖父が死んだときには、棺桶にその手紙を入れた。当然、周りの子供と一緒に泣いたのだが、手紙をみる必要がなくなる罪悪感から解放されて少しホッとした。

少し前に、徳島に出張に行ったときに、スマートフォンが壊れた。電源スイッチやスタートボタンを押しても、画面が暗転したまま動かない。電話ができないのも困るとは思ったが、犬の動画や写真が消えてしまうほうがよっぽど悲しかった。幸いスマートフォンは使えるようになり、データも損壊していなかった。どうにもそれだけは耐えられない気がした。

ただ、人にはそこまでの執着はわかない。一昨年、母方の祖父が亡くなったときには、5年近く会っていなかったこともあってか、ついに泣くことすらなかった。この先、誰が死んでもピンとこないまま、時間が経つにつれ死んだことすら忘れてしまうんだろう。小、中高、大、それぞれの人生の転機でいろいろな人間関係を切ってきたからこそ。

犬に対する執着は、たぶん、自分の愛が伝わっていると錯覚しているからだ。面倒な行き違いもなく、自分がなにを考えているか伝える必要もなく、なにより言葉を介さずとも、なにかが伝わる気がするのだ。

『告白』の熊太郎が愛した妻に不貞を働かれ殺す気持ち、殺しはしないが「あかん」毎日が続いてることには気づき始めてはいる。

もうこれ以上書いても、たぶん同じところをぐるぐる回り続けるだけだし、

2017年6月23日

今年の秋から愛媛県で国体が開かれる。単独開催は初めてのことだそう。国体弁当やマスコットキャラクターみきゃんを特命副知事に任命するなどで盛り上がっている。

先日、出勤日に昼飯を食べに行ったら店主が「他の飲食店ってタバコ対策どうしてるんですかね」と話しかけてきた。どうやら強制力はないものの、国体開催に向けて行政が喫煙者対策を進めたがっているのだそう。ちなみに店主も喫煙者。お昼時でも禁煙にはしない。「禁煙にしちゃうとお店の売り上げ減っちゃいそうで」とは言っていたが、少なくともお昼時に周りの目を気にすることなくタバコを吸っている客は、俺ら以外いないので変わらないだろう。

国はオリンピックに向けて飲食店での喫煙を禁止しようとしている。国体もその前哨戦。スポーツが健康を作りますとでも言いたげな方針に反吐が出る。これから3年間はますます喫煙者の肩身が狭くなるんだろうなと思うと辟易とする。フーコーに習って「死ぬ権利」とまではいわずとも、「今日も元気だタバコがうまい」くらいは言わせて欲しい。

 

2017年4月27日

松山に引っ越してきて約2ヶ月になるが、やっていることは東京にいた頃と変わっていないので特に不便はない。移動が不便になったくらいで、それも自転車を盗られたからだ。

タバコの本数は増えた。職場の人間がみな喫煙者だからだろう。あとは出張が多いため、車の中で吸ってしまう。

なにも書くことがないのはコンテンツに触れなくなったから。Trainspotting2は見たが、目がさめるほど面白かったわけではない。MTV映画の先駆けがベタなMTV映画に回収されていった。あのストーリーを寓話として見る試みには一切、魅力を感じない。ヘロイン要素がごっそり削られてしまったのは残念。