2015年2月9日

秋葉原ブックオフで『国のない男』が安く売られていたので、それだけ買って新幹線に乗った。メシも食いたかったんだけど、諸々の接続がうまく行かずに断念。富士山は雪化粧。関ヶ原のあたりは、新幹線が停まってしまうんじゃないかというくらいに雪が積もってた。曇ってるからだろうか、関西のほうがやたら寒く感じた。

『国のない男』は結構短いテキストだったので、新幹線内でサクッと読み通せた。相変わらずのボネガット節なんだけど、書き始めがジョーク好きになった由来を書いているので、自然と「ジョーク」を念頭に置いて読書を進めてた。文学作品に登場する主人公の時間と幸福度をグラフ化した図が載ってるんだけど、『変身』の図がいきなり、"ill fortune"の方向にガクッと下がって、曲線が「以下無限」となっていて、笑ってしまった。あとはシンデレラを階段状の線形で表現してたり。

スローターハウス5』についても少し語っていて、結局ボネガットにとって笑いは現実的なもの(「現実」と書くとややこしくなるので少しぼかしたニュアンスで)とともにあるみたいだ。例えば、死なんかもそうだろうな。ここで思い出すのはドゥルーズによる、アイロニーとユーモアの区別で、おそらくボネガットの笑いはユーモアに分類される。

となると、『ニーチェと哲学』を思い出す。つまりは、肯定の思想だわな。俺もボネガットと同様、細かい話が嫌いなので特に検討する気はありません。

明日は朝から夕方までバイト…。