2015年2月13日

Twitterでのケツの穴な論争をまとめで読んだんだけど、一時期事情を知っている人と知り合いだったので、なんとなく察した。狭い割にリサーチ力の高い人らが多くいる界隈なので、固有名を出すのは控えるが、気になった点をいくつか書いとく。

そもそもたぶん、その人がとってる批評?の方法が、一言でまとめると固有名と著書をいくつか並行させて、網羅的に系譜をたどるような、メタテキストな批評だと思うんだけど、その人と仲の良かった人が採っていた手法とほぼ同じだった。でも、それやるとなると、ある程度広範な教養が必要だし、文脈押さえてないと、まあできないんだわな。これは少々の自己反省。あと必要なのは、ジャーナリスティックな知性か。「こいつ、こんなこと言ってるけど、実は全然ダメダメなんでっせ」みたいに。だから、とりあげる対象に関する一次文献を含めた丹念なリサーチが必要だし、思われてるほど抽象的な「イデオロギー」批評にはなりにくいはずだ。文献の選び方も自ずと具体的かつマイナーになっていく。そういう手法を踏まえた上で、ようやくメタテキスト批評が成り立つ。ベンヤミンなんかが難しいのもその点だろうな、たぶん。で、「その人」はわりと大雑把に論を進めていって、要約能力はあるんだけど、文献の選び方が杜撰すぎるのと(印象論ですけど…)、具体的な問題意識がどこにあるのかが見えづらくて、四方八方からぶっ叩かれてたわけだな。専門的に研究してる人から見れば脇が甘すぎるのも鼻につく原因なんだろう。一時期、2ちゃんでもその界隈スレが立っててぶっ叩かれてたのを覚えてる。要するに、文脈抑えずに手法の上っ面舐めて真似しても、めんどくさいインターネット警察に絡まれるだけだよねという話でした。