2015年4月9日

外勤研修。座学よりは楽かも。
『反逆の神話』を読み終えた。ジョークも皮肉も効いていて、時間がかかった割には楽しく読めた。頭のいい人たちなんだろうなあというアホな感想。
スローフードに関する批判は頷かされるので、某新聞出版から出てる食べ物で党派性分類をする新書読んでモヤモヤした人はそれだけでも読むべき。タイトルにも「神話」とあるように論調は根拠がない「クール」なイデオロギーよりも、社会に有用な修正とか代替ルールのほうがよっぽど重要でしょうというお話。経済の話をする箇所ではケインズに触れていたような覚えがあるので、全体の論調もリベラルなものかと。
ラディカルな左派は資本主義を前提としているというだろうけど、本書で批判されてるのはそういった立場の人たちなのでうまく噛み合わない。ラディカルを標榜する人も一度眼を通して、根拠ある批判で応答するのがスジではないかな。ただ、カウンターカルチャーの変革でも、いい部分はきちんと受け入れているのでなかなか歯がゆい思いをするかも。
なにより批判する対象を上手く限定しながら論を進めているので、扱ってる文化の多さの割りに論旨が明快なのが本書の魅力じゃないだろうか。つまり、本当の貧困層に関する問題は本書においては重要な問題ではない。無い物ねだりはやっぱダメだよね。