2015年10月19日

短めに。『屍者の帝国』を観てきた。原作は既読。思っていたより伊藤計劃作品を映像化するのは難しいようで、ロンドン塔のシーンは音圧とエフェクトで押し切ろうとする有様。伊藤計劃の作品がそもそも言語に重きを置いている割には修辞で逃げ切ろうとする節はあるので、ダメなところをごった煮にして説明省いたら、ウジウジした科学者が世界を救っちゃうんだぜアニメになるのは必至なのであった。もう「他人に理解してもらうってなんだろう?」を哲学やSFガジェットで誤魔化しとけば意味深で高尚なアニメになる時代でもなかろうよ。原作はここまでひどくなかった気もするが、読んだのが3年も前なのでほとんど覚えていない。そして良くも悪くも上記の問題意識を問い続けようとしている『ハーモニー』はもっと酷いことになるのではないかと今から恐れてる。